2008年12月04日    外遊びで、子どもの体力が育つ!

遊育講演会の報告シリーズ、
第7回目は「外遊びで、子どもの体力が育つ」です。

 


 遊ぶこと、しかも、外で、外でというのは、なぜかというと、外は自然でしょ。人工空間は、エアコンが効いているから調節された作られた空間。外は、空気そのものが自然。だから、いいんです。外遊びには、からだを強くする刺激がいっぱいなんです

 人間の身体は、よく体力といいいうと、体力の根源は、トレーニングマシンを使ってつくのは、筋力。体力測定でするのは、反復横とびとか、持久走もするが、全部筋力の意味です。どうも、筋力というのが体力と勘違いされるが、体力とは体の力、まさに筋力というのは小さなこと。

 身体の大部分を占めるのは、自律神経系。ご飯をたべたら、勝手に消化するとか、心臓が動いているとか、目が見えるのも自律神経。意志で動くのはない。みんな自律神経です。もっというと、免疫、外からはいるウイルスを撃退するとか、これも自律神経です。これは、人の意志によってコントロールはきかない。意志のそとにある。

 自律神経が刺激をうけるのと体力が育つのと深い関係がある。寒いところにいると肌が引きしまる。熱いところにいくと熱を出す。これは、人の意志でやっているのではなく、体がまわりに反応して、勝手に調整している。この繰り返しが、自律神経系をきたえていく。

 なのに、日本では、屋内系の子育てしか、はやらない。施策がそうなっているからだが、今、僕達(日本冒険遊び場づくり協会)は、屋外の子育てを政策に入れてくれと国と交渉し始めている。ちゃんと、屋外での子育てに予算がつくような、。

 基本は、子どもは屋外(自然)で育つんだ

 そのときに、自分の意思だけではなんともならない自律神経などの力もついてくるんです。

 

 つづく。次は、講演会に参加された方からの質問に対して、答えていただいた内容を報告します。
 テーマは、「挑戦が、自分の世界を広げる」です。


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 追伸:小さいときから、外で遊んで、心身健康になってほしい!そんな思いで、
   八日市冒険遊び場でも屋外型子育てサロン「ちびぱーく」をはじめています。
   毎月第2木曜日にしていましたが、
   来年度は、もっと日を増やしたいなと考えてますが、今のところスタッフがいません。
   自主サークルという形で、声かけ合ってやりませんか。そうしたら、日が増やせます!!!
   ちょっと考えてもいいなという方は、ぶらいあんにお声かけください。

 将来は、プレーリーダーがいる常設の冒険遊び場になるようにしたいと考えてます。そのためには、もっと実績を積んで、冒険遊び場づくりの魅力を広く理解してもらうなかで、東近江市の次世代育成支援事業に位置づけられ、行政から人件費部分の委託を受けられれば、夢も現実になるのではないかなと考えています。今後、みなさんの応援をお願いしま~す。



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Posted by 八日市に冒険遊び場を作る会 at 23:31 │Comments( 0 ) 遊育講演会 報告
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